八丈島は東京都内
黄八丈という絹織物の工房を見学したときに、小池百合子東京都知事が黄八丈の着物を着て写っている写真を見せてもらいました。都知事として八丈島に来たときの写真だそうです。そうなのです、八丈島は東京都なのです。
テレビの地上波のチャンネルも東京都内のチャンネルはすべて見る事ができますし、羽田空港から1日3往復ANAの飛行機が飛んでいて東京から1時間位で八丈島に来る事ができ、生活物資も豊富で商店に行けば何でも揃っています。
そんな八丈島ですが過去に台風で東京都内からの物資が届かなくなった事があり、物資が逼迫して特に新鮮な牛乳が品薄になって困ったそうです。そのような事態になった時でも島内で牛乳を確保するためか八丈島にはいくつかの牧場があります。私が泊まったホテルも牧場併設のホテルでした。
八丈富士の展望台
八丈島には三原山と八丈富士という大きな山が二つあります。八丈富士の中腹には牧場があり多くの牛がのんびりと草を食んでいました。三原山と八丈富士の2つの山の間にできた平地には比較的大きな町や空港があり、牧場の先の展望台からはこれらの町や空港を見下ろす形になります。
実際に見下ろすと左右に広がる平地の中央に空港が横たわっていて空港の周りに学校やら病院やら民家が点在していて右側に港の防波堤が見えます。それらの位置関係も一目瞭然で判り景色はとてもいいのですが、とにかく強い風が吹いていて髪の毛が乱れてまくってしまいました。
ガイドさんは、「この程度の風ならここでは大した風じゃないです。もっと強い風が吹いている事が多いですよ。」と言っていました。牧場の周りを見ても高い木が生えていないのはこの強い風のせいではないかと思いました。
八丈島の環状道路でのハプニング
八丈富士の七合目には山の中腹を一周する環状道路が通っていて観光バスも通る事ができます。旅行にはハプニングがつきもので、バスで環状道路を通っている時にハプニングが起きました。バスの前に7頭の牛が現れたのです。
それほど広い道ではないのでバスは牛を追い越す事はできず、牛の後を牛が歩くスピードでバスがついていく形で「牛に引かれて善光寺参り」ならぬ「牛に導かれて環状道路」になりました。この時の動画を以下に添付します。
おそらく牧場のスタッフが牛を自動車で誘導して移動しているのではないかとの事でした。しばらくバスが牛に先導された形で移動しました。結局牧場スタッフの車が現れバスを追い越して牛を道路脇に追いやってくれてようやくバスは先に行く事ができました。このハプニングのおかげでバス内はほんわかした雰囲気になりました。