インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

写真と動画による旅行先での非日常的体験の記録

「令和」の額を持って

 坂本八幡宮は大宰府政庁跡という7世紀の建物跡の広場の横にありました。常駐する宮司も居ない小さな神社ですが、この近辺で詠まれ万葉集に載っている歌の「初春の令月にして気淑よく風和らぎ」の一節から年号の「令和」が選ばれたことで有名になりました。昨年2019年の大晦日NHKゆく年くる年」の中でも本八幡宮からの中継がありました。

 社殿の手前に机が置かれていて「令和」の額がいくつか用意されていました。2019年4月1日に菅官房長官が新年号を発表した時に掲げた額のコピーです。当然のことながらこの額をを持って記念撮影をしました。

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 坂本八幡宮ほどお参りする人が激増した神社は他にはないと思います。以前はどこにでもある地元の鎮守の神社だったのが、今では観光バスでどんどん人が押し寄せてくるようになりました。今後も少なくとも「令和」の時代が続く間限りは観光地としての人気が続くでしょう。

 坂本八幡宮を後にして太宰府天満宮に向かいました。この日は天皇陛下の即位に伴う祝賀パレード「祝賀御列の儀」が行われた日で七五三も重なって境内は多くの人でごった返していました。

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 大宰府天満宮は言わずと知れた菅原道真公をおまつりする神社で学問の神様として受験生やその家族の崇敬を集めています。本殿に向かって左側に橘の木が、向かって右側に梅の木が植えられています。この梅の木が有名な「飛梅(とびうめ)」です。平安時代太宰府に左遷された菅原道真を追って京都の道真の屋敷から太宰府天満宮まで飛んできたと言われる伝説の梅です。

 社殿の横に「天皇陛下御即位の奉祝記帳所」が設けられていたのでお参りの後、記帳を済ませました。

 レンタカーを小倉駅前に返しに行く前に少し先に車を走らせて下関の赤間神宮に立ち寄りました。神社のすぐ前が関門海峡近くの瀬戸内海で風光明媚なところでした。

 赤間神宮平安時代末期の壇ノ浦の戦いで、幼くして入水した安徳天皇をおまつりした神社です。神社の正面にはまるで竜宮城のような門が造られており「水天門」と呼ばれています。第二次世界大戦で焼失した神社を戦後再建する時に造られたそうです。安徳天皇が入水したときに「海の底にも都はあります」という歌が詠まれたことに因んで、海の底にあるであろう竜宮城に似せて造られたのだそうです。

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 鮮やかな紅白の外観で明るいイメージの神社なのですが、本殿の手前を左側に回ると木々が生い茂って薄暗くなっている所に平家一門のお墓がありました。そのお墓の前にある小さなお堂が、昼間でも灯りが灯っていて何やらあやしい音楽が鳴り続けていておどろおどろしい雰囲気が漂っていました。

 「芳一堂」と言ってラフカディオ・ハーン小泉八雲)の怪談で有名な耳なし芳一」をまつっているお堂だそうです。明るいイメージだけではなく、対照的なミステリアスな雰囲気も合わせ持っている神社です。
ウィキペディアの「耳なし芳一」のWebページは以下です。

耳なし芳一 - Wikipedia

 この後レンタカーを返すために小倉駅前まで移動しました。途中関門橋から見える景色は絶景でした。