湖畔を歩いての観光
プリトヴィッツェ湖畔国立公園は今回のツアーで2つ目の世界遺産です。公園はとても広くて、全てを見るためには少なくとも丸1日かかりますが、ツアーではその一部だけを観光することになります。
以下の看板の全体図で言うと、ホテル イェゼロのある中央の部分から左半分が上湖群、右半分が下湖群と呼ばれていて今回は右半分の下湖群を中心に観光します。
ホテルから離れたポイントまでバスで移動して徒歩で戻ってきて、最後は観光船に乗ってホテル近くの桟橋に到着するという約3時間の行程で、比較的空いている午前中に観光するプランです。
公園のゲートの前には世界遺産であることを示す岩の標識があり、ゲートから入るとすぐに通路の柵越しに、いくつかの滝がまとまった景色が見えます。このあと、この滝のすぐ近くまで行くことになります。
湖を渡る橋の上を通って先に進むと途中標識があります。どうやら標識に書かれている「BIG WATERFALL(ビッグウォーターフォール)」 というのがさっき見た滝のようです。そちらに向かいます。
細い通路上で多くの観光客が行きかう感じですが、添乗員によると「ここは人気の観光地なので、これでも観光客は少ない方ですよ。雨上がりのためでしょうね。」とのことでした。
混んでいるときはツアー参加者が前の人について行くのに必死になってしまうので「前ばかり見ないで景色も見てください。」と呼び掛けないといけない程混雑するとのことです。
やがて「ビッグウォーターフォール」の前に到着しました。何本もの滝が落ちていて水しぶきも飛んできて実に気持ちの良い場所です。しばらく滝の前でたたずみました。
「ビッグウォーターフォール」を見た後は、流れる川沿いの通路を川の上流方向に遡っていきます。
このあたりの大地は石灰岩でできていて、石灰岩が水で浸食されて湖になり、溜まった水があふれて滝になり、落ちた先で再び湖になりの繰り返しで、湖→滝→湖→滝という繰り返しの地形になっています。通路のすぐ横や場所によっては通路の下など、あちこちで水が流れています。まるで童話の中に出てくる水の国に迷い込んだような感じです。
大きな山の一部が洞窟のように穴が開いている所の前も通ります。
湖の水は澄んでいて、たくさんの魚の姿も見えて水鳥も泳いでいきます。
観光船で移動
やがてコジャック湖という公園の中で最大の湖のほとりに到着します。ここには観光案内所が入った大きな建物が建っていて、観光船の乗り場にもなっています。建物のすぐ前にある桟橋から観光船に乗り込みます。
桟橋を出発すると、観光船は周りの景色を楽しむようにゆっくり進みます。このあたりから天気はますます回復してきて、曇っていた空に青空が見えてきて日差しが差すようになってきました。日光で写真に写る景色があざやかになってきたのが判ります。
すれ違った観光船はこちらと同じように満席のようです。
昼食の仔牛肉の釜焼き料理
観光船は昨日宿泊したホテル イェゼロの近くの桟橋に到着しました。観光船を降りてからは徒歩で昼食会場に向かいます。
昼食は「ペカ」と呼ばれている仔牛肉の釜焼きの料理です。わりと淡泊な味わいの肉料理でした。
昼食の後は、3つ目の世界遺産の聖ヤコブ大聖堂があるシベニクに向かいます。
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