トラカイ城の外観
トラカイ城は15世紀にリトアニア大公国の要塞として建てられた城で、その後荒廃していたものを第二次世界大戦後に修復された城です。
城は杉原桜公園からバスで30分位走った、ビリニュス郊外のガルヴェ湖のほとりにありました。湖面の向こうに建つ城の外観は、まるでおとぎ話に出てくる城のようです。
お城のある湖一帯は公園として整備されていて、休日に家族で訪れても気持ちよく過ごせそうな場所です。空には気球も浮かんでいました。
湖を渡る木製の長い橋を歩いて通ると城の正面に到着します。現実離れした外観はまるでテレビゲームにでも出てきそうな感じです。
トラカイ城の城内
正面中央の入口から城内に入っていきます。入った所は広場になっていて、この場所を使って野外コンサートが開かれるのか、ステージが設営されていました。
城内の塔は相当な高さまで煉瓦を積み重ねて造られています。城内には空堀りも作られています。空堀りを渡る橋を通って、煉瓦で構築された門を通り城の内部に入っていきます。
城の内部は吹き抜けの露天になっています。階層は4階まであるようです。木製の階段を登って2階、3階と登っていきます。3階まで登ると高い塔になっている部分も、すぐ近くに見えました。
3階部分から下を見ると、すいぶんな高さに見えました。下の階に戻るにはらせん状の階段をぐるぐる回って下りていきます。
城を出て湖のほとりに戻ると、静かな湖面に遊覧船がゆっくりと進んでいて、のんびりした空気が漂っています。
もう一度湖畔からのトラカイ城を眺めると、とても美しいことに気付きます。
やはりこの城は内部からではなく、このように湖畔からの全景を眺めて見るのがいいようです。
このあと、中世にリトアニア大公国の首都のあったケルナヴェの丘に向かいます。
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