インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

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スマホで新幹線チケットを予約する方法(スマホ画面写真付き)


新幹線回数券の廃止とスマートEX

 たとえば新大阪~東京間を東海道新幹線で移動する場合、以前はチケットショップで新幹線回数券を購入して、乗車前にJRの駅の「みどりの窓口」に持ち込んで指定席を取っていました。
 しかし今は新幹線回数券が廃止されているので、なるべく安く利用するためには別の方法が必要です。ここでは「スマートEX」を使ったチケットの予約方法を記載します。

 「スマートEX」は「東海道・山陽新幹線ネット予約&チケットレス乗車サービス」の事で、ネットで予約ができて手持ちの交通系ICカード(SuicaカードやICOCAカードなど)を使って改札口を通過し乗車できる、いわゆるチケットレスの乗車システムです。
 現在は東京から博多までが対象範囲ですが、2022年6月25日からは東京から鹿児島中央まで範囲が拡大されます。

 ゴールデンウィークやお盆や年末年始でない時期であれば早得商品が設定されていて、その中でも「EX早得21」は割引率が大きく、たとえば新大阪~東京間の「のぞみ」指定席の場合、通常14,720円のところ11,200円と3,520円も安くなります。
 ただし乗車駅を朝6時台、昼11時から15時台に出発する「のぞみ」普通車指定席に限られますが、
引率が大きいので出発時間を変更してでも「EX早割21」の適用を目指しましょう。

 スマホを使って新幹線のチケット予約をするためには、事前に「スマートEX」に会員登録をする必要がありますので、まずは以下の記事を参考にして「スマートEX」の会員登録を済ませてください。

www.innerhills.com



「EX早得21」での事前予約手順

 一例としてスマホを使って、2022年5月31日に乗車する新大阪駅から東京駅へのチケットを「EX早得21」で2枚予約する手順を、スマホ画面写真付きで説明します。ちなみに当方が使用したたスマホはアイフォンです。

 予約可能になるのは乗車日の1ケ月前の午前10時からですが、さらに7日前の午前5時30分から事前予約が可能になります。
 事前予約をしておくと1ケ月前の日の午前8時になると、自動的に予約手続きが実行されるので、確実に予約したい場合は事前予約をしましょう。

 5月31日乗車の場合の1ケ月前は5月1日になり、さらに7日前の事前予約は4月24日から受付け可能になります。以下の事前予約も4月24日に行いました。

 まずスマホで以下「スマートEX」のWebページを開きます。

http://smart-ex.jp

 ログインをタップして、会員登録した時の会員IDとパスワードを入力して「ログイン」をタップします。開いたページの「予約」をタップします。

 

 開いたページの日付の右側をタップして、乗車する予定の [事前]5月31日(火) を選択します。
 出発時刻は「EX早得21」の時間制約から11時00分を選択します。
 乗車駅は「新大阪」降車駅は「東京」を選択します。(ちなみに「スマートEX」では大阪近郊区間や東京近郊区間の設定はありません。)
 人数は おとな「2名」を選択します。

 

 画面下にある「OK  予約を続ける」をタップして、切り換わった「事前申し込み」のページを下方向にスワイプして「事前申し込みを続ける」をタップします。

 

 切り換わった画面に希望する列車の候補1から候補6までが表示されます。6つの候補の中から第1希望と第2希望を決めます。
 ここでは候補1の11時09分発の「のぞみ14号」に第1希望のチェックマークを入れ、候補2の11時24分発の「のぞみ104号」に第2希望のチェックマークを入れて、ページ最下部の「この候補を選択」をタップします。
 切り換わった画面で券種を選択します。ここでは「EX早割21」にチェックマークを入れます。並んだ席を希望する場合は「席が離れても良い」のチェックマークは外しておきます

 もし希望する座席位置がある場合は、「座席位置  指定しない」の部分をタップして希望する座席位置を選択してください。例えば窓際の横並び2席を希望する場合は「 窓側(E/D)」を選択します。

 「OK 予約を続ける」をタップします。

 

 「まだ申込は完了していません。」の画面が表示されるので、第1希望と第2希望の内容を再確認します。
 購入予定金額は2人分で22,400円と「EX早割21」の割り引き価格が表示されています。内容を確認してOKなら画面最下部の「上記注意事項に同意する」にチェックマークを入れ「OK  事前申込する」をタップします。
 「申込を受け付けました。」が表示されれば事前申し込み完了です。ちなみに事前申し込みが完了した旨のメールは送られてきません。



予約の確定と乗車用ICカードの指定

 乗車日の1ケ月前の5月1日の午前8時以降に予約可否の結果メールが送られてきます。
 私の場合午前8時ちょうどに、第1希望通りの予約が取れた内容の以下メールが送られてきました。4号車の座席が2席指定されています。
 同時にクレジットカードによる
代金の支払いが実行されます。

 引き続いて乗車用ICカードの指定の操作を行います。同行者が持っている交通系ICカードを用意してください。

 「スマートEX」のWebページにログインするのですが、必ずネット(つまりWebブラウザ、アイフォンの場合ならサファリ)で以下URLからログインしてください。

http://smart-ex.jp

 送られてきたメールの行をタップしてログインしてしまうと、ワンタイムパスワードの確認のために一旦Webページを閉じなければならなくなり、上手くいかないので避けてください。

 会員登録した時の会員IDとパスワードを入力して「ログイン」をタップします。

 

 ログインした画面で「予約確認/変更/払戻」をタップし、予約一覧の画面で「詳細」をタップし切り換わった画面を下方向にスワイプします。

 

 画面最下部の「乗車用ICカードを指定」をタップします。
 切り換わった画面で最初の座席の「指定なし」と表示されている枠の右端をタップすると、候補の中で会員登録した際に登録した交通系ICカードの番号が表示されるので、番号の部分をタップします。

 

 最初の座席の交通系ICカードの番号が指定され、枠内に表示されます。
 引き続いて2座席目の交通系ICカードを登録するために2座席目の「新しいカードを登録」の部分をタップします。
 登録のための枠が表示されるので、2座席目に座る同行者が持っている交通系ICカードの番号を入力します。番号はカード裏面右下にある英数字の17桁です。
カード番号は間違わないように入力してください。

 次に2座席目の同行者のICカードの登録名称を入力します。登録名称は自分が判りやすい名称であれば何でもいいです。例えば「母親のICOCA」などでOKです。
 「上記内容をリストに登録する」にチェックマークを入れて「次へ」をタップします。

 

 切り換わった画面の「STEP1」の「メール送信」をタップします。
 Webブラウザを最小化して着信メールを確認すると「[スマートEX] ワンタイムパスワード発行」というメールが届いていることが確認できます。
 メールには数字6桁のワンタイムパスワードが記載されているので、そのパスワードを「STEP2」の枠内に入力して「OK 次へ」をタップします。

 

 これで最初の座席の交通系ICカードの番号、2座席目の登録名称と交通系ICカードの番号が入力できたので、内容を再確認してOKなら「この内容で指定する」をタップします。
 「乗車用ICカードの指定が完了しました。」が表示されれば設定完了です。
 あらためて予約内容を確認すると、2座席とも入力したICカード番号が指定されているはずです

 乗車前日と乗車当日には、予約内容の確認メールが送られてきます。




乗車当日の新幹線改札口にて

 乗車当日、大阪での在来線→東海道新幹線→東京での在来線と1枚のICカードで乗り継ぎすることができ、チケットレスでとても便利でした。
 新大阪駅の在来線から新幹線への乗り継ぎの改札口通過時に、改札機から下の写真のような「EXご利用票(座席のご案内)」が発行されました。これには予約した列車名や発車・到着時刻、座席位置などが記載されています。忘れずに受け取りましょう。


 今回は問題なくICカードで新幹線の改札口を通過できましたが、もし通過できなかった場合は、おそらくICカードの登録時に間違った番号を登録してしまっている可能性が高いと思われます。
 その場合の対処方法としては、いくつか考えられますが、列車の発車時刻までにスムーズに解決するためには、以下の手段を取るのが確実だと思われます。

 ・予約時にスマートEXに登録している会員本人の交通系ICカードを係員に提示して、間違った番号の分、または同行者を含めた全員の切符をその場で発行してもらう。

 想定外のトラブルの対処のためにも、発車時刻きりぎりではなくて、多少時間的に余裕を持って新幹線の改札口を通過するよう心がけてください。