インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

写真/動画による旅行先での非日常的体験の記録

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大牧温泉と白骨温泉のお風呂

 

大牧温泉のテラス風呂と露天風呂

 10月18日から20日にかけて、クラブツーリズムのツアーで大牧温泉と白骨温泉に行ってきました。ツアー名は「船でしか行けない大牧温泉観光旅館と乳白色の白骨温泉3日間」です。
 2泊3日のツアーで飛騨高山観光や五箇山観光なども含まれていましたが、メインはあくまで温泉であったので、今回は2つの温泉をメインに紹介していきます。

 大牧温泉は富山県の庄川沿いに建っている一軒家の旅館です。大牧温泉へはJR金沢駅から観光バスで庄川のダム湖にある小牧港まで行き、そこから庄川峡遊覧船に乗って船で旅館に向かいます。

 大牧温泉までは遊覧船で約30分かかります。ダム湖にはほとんど波がないので、船は全くと言っていいほど揺れません。庄川は右に左に蛇行していて、船は川の蛇行に沿って進んで行きます。船内には地元の民謡が放送されていました。

 大牧温泉の船着き場は旅館の手前にあるのですが、船は一旦船着き場を通過して旅館の前でUターンすることで、旅館の全景を見せてくれます。
 船着き場に到着すると、各自約40段の階段を荷物を持って登らなければいけません。

 大牧温泉は秘境の宿と言われていますが、建物内部は新しく整備されていて、館内にはエレベータもあり、客室内にはエアコンやウォッシュレットも完備されています。

 大牧温泉の館内の廊下には、芸能人の色紙が所狭しと飾られています。「土曜ワイド劇場」などの推理物のテレビドラマのロケ地に使われる事が多いせいでしょうか、「2時間ドラマの帝王」の異名を持つ船越英一郎さんの色紙も飾られていました。

 大牧温泉は源泉かけ流しのお風呂です。温泉は男女それぞれの内湯の大浴場の他に、男性用としてテラス風呂と露天風呂が用意されています。女性用としては大浴場の他に中浴場(内湯)と露天風呂が用意されています。女性用の露天風呂は大きな露天風呂の奥に、小さな2人位しか入れない小さな露天風呂もあるそうです。

 チェックイン後にさっそくテラス風呂に入りに行きました。
テラス風呂は旅館の建物から庄川に向かって張り出して造られている、半露天の露天風呂です。檜風呂で庄川の河面から10メートル位の高さに造られていてます。
 浴槽は前後2つあり、奥の浴槽には温泉の湯が直接注がれていて、かなり熱くなっているので長湯はできません。手前の浴槽はそこまで熱くないので長湯できます。浴槽に浸かると庄川の河面が広がっている景色が見えて、開放感があるお風呂です。いつまでも入っていたい気持ちのよい露天風呂です。

 男性用の露天風呂は、建物から外に出て崖の階段を登って行きます。階段は55段もあり崖の上に祠が建っていて、その奥に露天風呂が造られています。
 露天風呂は20人位入ることができる大きな風呂です。屋根がある半露天風呂になっていて、お風呂の奥の岩の上2箇所からお湯が滝のように落ちてくる仕組みになっています。とても気持ちのよい露天風呂です。洗い場はありません。

 

白骨温泉 白船荘新宅旅館の貸し切り風呂

 翌日は長野県の白骨(しらほね)温泉にある白船荘新宅旅館に宿泊しました。ここの温泉は入って良し飲んで良しの温泉で、旅館の建物の前には飲泉所が設けられていて、温泉の湯を飲むことができます。

 新宅旅館には男女それぞれに内湯の大浴場と露天風呂がありますが、それとは別に2つの貸し切り風呂があります。もちろんこれらのお湯は源泉掛け流しです。今回は貸し切り風呂の1つに入ることができました。

 貸し切り風呂は希望する時間に予約できるとは限りません。今回もチェックインしてすぐにフロントに電話しましたが、翌日朝の6時台か7時台しか空いておらず、朝6時台を予約し、早朝に起きて入りに行きました。

 貸し切り露天風呂に行くには旅館の建物から一旦外に出ます。建物を出て左側に門があって、門に入ると階段の下に小屋が建てられています。
 小屋に入って履物を脱いで階段を降りると、鍵のかかった扉が2つあり、1つは「すもも」でもう1つは「こなし」と名付けられています。フロントで渡された鍵で扉を開けることができます。今回渡された鍵は「こなし」の方でした。

 浴室に入ると4人位が入れる内湯と、浴室の外に2人位が入れる小さな半露天の露天風呂がありました。お湯はうっすらと緑色をした白濁したお湯です。手のひらを湯に沈めていくと30センチ位沈めたあたりで手のひらが見えなくなる程度の白濁度合いです。

 白濁したお湯のせいでしょうか、この温泉に入ると本物の温泉に入っているという実感を感じます。実際に風呂から上がっても湯冷めしにくく、温泉の残り香が長く続くように感じます。きっと温泉の成分が濃厚なのでしょう。白骨温泉のことを「三日入れば三年風邪をひかない」と言われているのも納得できました。

 

全国旅行支援の補助金とクーポン券

 今回参加したツアーは「全国旅行支援」の対象となりました。交通付きツアーなので1人一泊あたり8,000円の補助金が出ます。つまり今回2人で2泊したので合計32,000円の補助金が後日返金されるわけです。
 ツアーを予約した6月の段階ではこのような話は全くなく、ツアー出発直前になって支援の対象になったことを思うと、とてもラッキーだったと思います。

 またクーポン券も貰えました。「全国旅行支援」のクーポン券は1人1泊あたり3,000円です。大牧温泉では「全国旅行支援」の富山県のクーポン3,000円とは別に、南砺市独自のクーポン券2,000円も貰えました。つまり2人合計して10,000円のクーポン券を貰えたことになります。

 ただしクーポン券は翌日旅館をチェックアウトした日までに使用する必要があり、また発行された都道府県内使用限定となります。今回のツアーは宿泊した翌日に別の都道府県に移動するというスケジュールなので、おのずと使用可能な施設が限られました。さらに南砺市のクーポン券は大牧温泉の館内では使用できないとのことでした。

 結局夕食の際に「いわなの骨酒(3,300円)」と飲み物を注文して、売店での土産物代と合わせて大牧温泉の館内で富山県のクーポン券を5,000円分使い、翌日旅行会社に案内された道の駅で、南砺市のクーポンを含む残り5,000円分のクーポン券で土産を購入することで、使い切りました。
 ちなみに「いわなの骨酒」は注文してから40分かかるので、夕食会場に行ってから注文するのでは遅いので、事前にフロントに注文しておく必要があります。

 白骨温泉新宅旅館では、「全国旅行支援」の長野県のクーポン券が1人あたり3,000円分合計6,000円分貰えました。翌日は旅館を出てからどこにも寄らずに富山県に移動するスケジュールなので、このクーポン券は新宅旅館の館内で使い切る必要があり、また食事の際の飲み物代としては使用できないとのことであったので、全額館内の売店で土産を購入することで使い切りました。

 

 

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