インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

写真/動画による旅行先での非日常的体験の記録

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ブダペスト のドナウ川ナイトクルーズと花火の競演

水上レストランでの夕食

6月前半にジャルパックのツアーで中央ヨーロッパに行ってきました。
訪れた国としてはハンガリー、スロバキア、オーストリア、チェコの四カ国で、主に観光した都市としては、ブダペスト、ウィーン、チェスキークルムロフ、プラハになります。以下に今回の旅行のいくつかについて記載いたします。

まずはブダペストです。ブダペストの観光ポイントは数多くあるのですが、何と言っても一番の目玉はドナウ川のナイトクルーズでしょう。

当日の夕食の会場はドナウ川に係留された船にある水上レストランでです。
周りの景色が良く見えて、解放的な船のデッキに設置された食事会場に案内されます。

当日のメニューはまず前菜が「野菜入りのグヤーシュスープ」、これはパプリカを使った味付けですが、見た目ほど辛くはなく、適度な酸味もあっておいしくいただけました。

メインが「マンガリッツァ豚の煮込み料理」、柔らかいお肉とポテト等の付け合わせと合わせて十分なボリュームがありました。

デザートは「フォンダンショコラ」でした。スプーンを入れると、中から温かいチョコが流れ出てくる、おいしくない訳がないやつです。

ガイドブックによると「ありがとう」と言う言葉は、ハンガリー語では「ケセナム」と発音すると表記されているのですが、スマホのグーグル翻訳の発音を聞くと、どう聞いても「クッサナム」と聞こえます。
試しに食後のドリンクの清算をしたときに「クッサナム」と言ってみると、相手が「クッサナム・・・」と返事してくれて、通じました。
この後ハンガリーでは「クッサナム」を連発することになります。

ドナウ川クルーズ

6月のヨーロッパは陽が長くて、食事が終わった後の談笑中もまだまだ明るくて、ようやくドナウ川の対岸の丘に陽が沈んだのは8時20分ごろでした。
ナイトクルーズの船の到着も遅れていますが、できるだけ暗くなってから出発したいので好都合です。

この日はドナウ川の上流で大雨が降ったために川が増水しており、茶色に濁った水が大量に流れていて、なかには上流から流されてきたと思われる10メートル位の長さの立ち木も流されてきている状況でした。

その影響か、なかなかクルーズの船が港に入ってこなくて、結局私たちのクルーズ船が出発したのは、午後9時頃でした。

すでに港に入港している大きな船に一旦乗船して、その大きな船の中を歩いて通過して、船の反対側に横付けされたクルーズ船に乗り移るという方法で乗船します。
比較的小型の船ですが、ツアーのメンバーだけが乗るチャーター船です。

クルーズ船には雨風を避けてガラス窓越しに見ることのできる室内もあるのですが、より開放的に夜景を楽しみたいので、デッキで見ることにします。
デッキには強い風が吹いていましたが、当日はあたたかくて、上着がなくても寒くはなく絶好のナイトクルーズ日和でした。

クルーズ船は、くさり橋のあたりから出発して、まずはドナウ川の上流に向かって進んでいきます。
右手にハンガリーの国会議事堂が見えてきます。夜というより黄昏時で、国会議事堂もまだライトアップされていません。

しばらく上流に進んだクルーズ船はUターンして今度は下流に向かって進んでいきます。ふたたび国会議事堂の前に戻ってくるころには国会議事堂は柔らかい光でライトアップされていました。
暗くなってきて、いよいよナイトクルーズらしくなってきました。

ブダペストにはいくつもの橋がかかっていますが、最も有名なのが「くさり橋」です。その「くさり橋」が目前に迫ってきました。右手の丘の上にはライトアップされた王宮が見えます。
そのまま「くさり橋」をくぐり、振り返って観るまでの動画を添付します。
この日はドナウ川が増水していて、下流に向かって進む速度が速いせいなのか、クルーズ船は「くさり橋」の下をくぐった後、あっという間に過ぎ去っていきます。

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丘の上に建っている王宮のライトアップはひときわ目立ちます。背景が西の空なのでこの時間、まだ薄暮が残っています。
「くさり橋」以外の橋もそれぞれライトアップされていて見ごたえがあります。

出発して約1時間が経過し、すっかりあたりは暗くなりました。
クルーズ船は下流でUターンして上流に向かい、再び「くさり橋」に戻ってきました。
ナイトクルーズ船の楽しみは、船が移動する間に夜景を観るアングルが時々刻々と変わっていく様子を楽しむことにあると思います。美しく飾られた「くさり橋」をくぐった後に王宮が見えてくる動画をお楽しみください。

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クルーズを締めくくる花火

約1時間のナイトクルーズを満喫して、クルーズ船は港に戻ってきました。
ちょうどその時に対岸から花火が上がりました。距離が近いので、かなり大きな音で迫力がありました。そのときの花火の動画を添付します。

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花火は数分間続きましたが、実はこの花火はジャルパックの添乗員さんが事前に依頼していたものだったそうです。どうりでグッドタイミングで花火が上がった訳です。

花火を見終わったあとは徒歩でホテルに戻りました。
今回宿泊したのは「くさり橋」近くにあるインターコンチネンタルホテルで、部屋のロケーションもドナウ川が見える側にあります。
ナイトクルーズが終わってホテルの部屋に戻ると、窓からの素晴らしい夜景が待っていました。
すぐ対岸にライトアップされた王宮の夜景が見え、右側に「くさり橋」、その向こうに漁夫の砦とマーチャーシュ教会の夜景が見えて、川面にはライトアップの光が反射しているという絶景でした。

この日は料理とナイトクルーズと花火に満足した後で、ホテルの部屋からのダメ押しの夜景もあって、大満足の一日でした。

 

 

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