インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

写真/動画による旅行先での非日常的体験の記録

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ウィーン最古のレストランで見た直筆サインと大きなカツレツ

マーク・トウェインの間

ウィーンに到着した日の夕食会場は「グリーンバイスル」というレストランでした。
「グリーンバイスル」とは「ギリシャ食堂」という意味で、隣にギリシャ正教会の教会があることからきています。ウィーンで最も古いレストランで、ベートーベンやモーツアルトも訪れたことがあるそうです。

このレストランには多くの部屋があるのですが、その中に部屋の壁にベートーベンやモーツアルトを初め、多くの有名人の直筆サインが壁に書かれている「マーク・トウェインの間」と呼ばれる有名な部屋があります。
私も一度は「マーク・トウェインの間」を見学してみたいと思っていたのですが、なんとツアーの食事会場として案内されたのが、この「マーク・トウェインの間」だったのです。
この部屋のキャパがツアーメンバーの人数21名に対して、ちょうど適合していたのでしょうが、壁のサインを眺めながら食事できることになり、とてもラッキーでした。

部屋の天井には帆船模型がぶら下がっていて、壁には肖像写真や皿が飾られた棚があり、その上の壁の部分そして天井まで所狭しとサインが書かれていました。

しばらくするとレストランのスタッフが部屋に来て、以下の2枚目の写真の左端に写っている長さ2メートル位の竹でできた指し棒を使って、このサインがベートーベンのサイン、このサインがモーツアルトのサインと言うように説明してくれました。


10人分位サインを説明したあと「他のサインは知りません」と言っていました。
食事の間、他の部屋の客もスタッフに案内されてこの部屋を見に来ていましたので、やはり観光客にとって有名な部屋なのですね。
サインの中には米倉涼子さんや假屋崎省吾さんのサインも確認できました。
なぜかマツケンサンバになる前の松平健さんの写真も飾られていました。

巨大なカツレツ

この日の料理は、ポテトスープとサラダ、そしてメインはウィーン名物の「ウィンナーシュニッツェル」でした。

仔牛のもも肉を薄く延ばして揚げ焼きにしたカツレツなのですが、出てきた料理に驚いたのはそのサイズです。ゆうに直径30センチはあろうかと思われるような巨大なカツレツが出てきたのです。写真を見て頂いても判るように大きな皿からはみ出してしまっています。とても一人では食べきれない量です。
おそらく体育会系の学生さんでない限り、日本人は完食できないでしょう。おいしかったのですが、私も食べ残してしまいました。

デザートはアイスクリームでした。団子状になっていて真ん中にアンズのゼリーが入っていました。他では食べたことがないもので美味しかったです。

レストランを出て帰り路すがらレストランの窓の中を覗くと、そこはさきほどまで居た「マーク・トウェンの間」でした。
レストランの横の路に面した部屋だったのですね。

 

 

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