美しいペーター教会
「カフェ デメル」を出たあと、コールマルクト通りを歩きペーター教会に立ち寄りました。
ペーター教会はシュテファン大聖堂に比べてもずっと小さい教会ですが、白い壁と緑の丸屋根の外観が美しい教会です。
中に入ると教会の内部はバロック様式の豪華な造りになっていて、天井近くの丸窓から取り入れた陽の光に照らされて、神々しい美しさに満ちていました。
ほどなくして10人位の女性が入場してきて祭壇の前に横一列に並んだと思うと、合唱が始まりました。このときの合唱の動画を添付します。
youtu.be合唱を聞いた後の説明によると、アメリカから来た合唱隊だとのことでした。
合唱を2曲聞いてから教会を出ました。
パンデミックを乗り越えた記念の塔
シュテファン大聖堂に行く途中に「ペスト記念柱」があります。
これは17世紀のウィーンで発生したペスト病の大流行の終焉を記念して造られたモニュメントです。最近のコロナウィルスだけではなく、こういった過去のパンデミックも乗り越えて現在に至っているのですね。
荘厳なシュテファン大聖堂
シュテファン大聖堂はとても大きな建物なので1枚の静止画には納まりきれません。
そこで以下の動画を見てもらえば建物の大きさを実感してもらえると思います。
午前中の観光で立ち寄った時に鐘が鳴っていたので撮影した動画です。
カメラの向きを変えながら建物の全体を撮っている間ずっと、ガランゴロンと荘厳な鐘の音が鳴り続けています。ちなみに右側に見える高い塔は南塔です。
ちなみに北塔の方はこのような形です。途中で建設が中止された結果、南塔よりずいぶん低い塔になっています。この北塔にはエレベータで上がれるので後ほど上がってみることにします。
シュテファン大聖堂の内部は天井の高い荘厳なゴシック様式で、建物が大きいことから、さらに高くなっています。
祭壇までの距離も遠くてよく見えないくらいです。とにかく大きな教会です。
左側の側廊を進み「Aufzug zur Pummerin」(プンメリンへのエレベータ)と書かれた入口を入っていき、受付けで料金1人7ユーロを払えば、北塔へ上るエレベータに乗れます。プンメリンとは塔の上にある大きな鐘に付けられた名前です。
エレベータは円筒形の小さなエレベータが1台あるだけで、操作するための大柄のスタッフが1名乗っているため、観光客が乗るスペースが限られていて、小柄な日本人でも6名くらい、大柄な外国人なら4名くらい乗れば満員になってしまいます。
エレベータで展望台に上がると、地上から見えていたモザイク模様の屋根を間近で見ることができます。さきほどまで居た地上を見下ろすと観光客が蟻のごとく小さく見えます。
展望台からはウィーンの街を見渡すことができ、以下の写真では手前右側にイエズス会教会の2つの尖塔が見え、遠くにはプラーター公園の大観覧車も見えています。
エレベータは1台しかなく、降りるのも順番待ちです。エレベータの乗り場の右側のスペースではガラス越しにプンメリンの鐘を見ることができます。ヨーロッパで2番目に大きい鐘なのだそうです。午前中にガランコロンと鳴っていたのはこの鐘だったのですね。
ペーター教会とシュテファン大聖堂は、ウィーンの旧市街で200メートルほどしか離れていませんが、大きさも建築様式も異なる教会を見て、片方では優美な賛美歌を聞けて、もう片方では荘厳な鐘の音を聞くことができました。
シュテファン大聖堂を出た後は、展望台から見えてい大観覧車に乗りにプラーター公園に行きます。