ひき肉の皮なしソーセージ
スプリットからバスで約3時間半走り、途中ぶどう畑の横を通過してモスタルの街に到着しました。スプリットはクロアチア国内にある都市ですが、モスタルはクロアチアではなく、ボスニア・ヘルツェゴビナにある都市です。つまり国境を越えて隣の国に来ているのです。
モスタルの街に到着すると所々でいくつものミナレット(尖塔)が建っているのが見えて、ここがイスラムの文化圏であることを実感します。
まずは昼食となり、今日のメインメニューはバルカン半島の名物料理である「チェバプチチ」という、ひき肉の皮なしソーセージです。羊肉を使っているせいか、かなりワイルドな味わいでした。
高飛び込みの大会
昼食会場から徒歩で街中に移動して、スタリ・モストというオスマン帝国時代に建設された有名な石橋を見に行きます。
ボスニア・ヘルツェゴミナ紛争で一度は破壊されたものの21世紀になってからユネスコの支援で再建された石橋です。
橋の下に到着すると多くの人が居て橋を見上げていました。
橋を見上げると橋の中央に、普段は存在しない臨時の飛び込み台が作られていて、選手が競技で橋の下の川に飛び込む、高飛び込みの大会が開催されていました。看板には「RedBull CLIF DIVING World Series 2017」と書かれていました。
飛び込み台の低い方の板は女子用で、高い方の板は男子用の飛び込み台のようでした。オリンピックでも高飛び込みの競技がありますが、その高さは10メートルです。
それに比べて目の前にある飛び込み台から川の水面までは30メートル位ありそうです。飛び込む瞬間を見ましたが、オリンピックの高飛び込みのように体を回転させながら飛び出して落下していきます。
高さが30メートルもあるためか入水は頭からではなくて足からのようでした。
飛び込み台が設置された橋の上にも行ってきましたが、そこにも多くの人が居て飛び込む瞬間を見物していました。
テレビカメラで動画撮影しているスタッフもいました。
橋の上から下を流れる川を覗きこむと、思ったよりも高く感じて、よくこんな高い所から飛び込めるものだと感心しました。飛び込んだ勢いで川底に激突する心配はないのでしょうか。
トルコ人の家
スタリ・モストから川沿いの土産物店が並んでいる通りを15分位歩いていくと「トルコ人の家」に到着しました。
ここは昔のトルコの家屋が保存されていて、当時の着ていた服や生活の様子などを紹介してくれます。宿泊することも可能なのだそうです。昔のトルコの人の暮らしぶりに興味のある人は立ち寄るといいでしょう。
川沿いの通りからの景観
再度川沿いの通りを歩いてスタリ・モストの近くに戻ります。ここから見える景色は山の稜線と川の流れ、印象的な橋とイスラムの街並みなどが重なるように見えていて、独特の雰囲気があります。
川沿いの通りには銅版の店やカラフルなトルコランプの店などいろいろな土産物店が並んでいます。
土産物店に立ち寄り、「目玉のキーホルダー」数個買いました。
物価が安いのか、この割と手の込んだキーホルダーが1個たったの1ユーロ(130円位)でした。もっとたくさん買えばよかったと後悔しています。
ドブロクニクに戻っての夕食
モスタル観光の後はクロアチアに戻り、ドブロクニクの旧市街での夕食となります。ドブロクニクに到着した頃には、たそがれ時になっていました。
プロチェ門の近くのレストランの屋外の大きな木の下のテーブルが本日の夕食会場です。
今日はドブロクニクのホテルに泊まり、明日は、モンテネグロのコトルの観光に行きます。
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