聖ヤコブ大聖堂
プリトヴィッツェ湖畔国立公園からバスで約3時間走るとシベニクに到着します。ここには今回のツアーで3つ目の世界遺産になる聖ヤコブ大聖堂という石造りのカトリックの大聖堂があります。
シベニクは港町です。港近くでバスを降りて徒歩で大聖堂に向かいます。途中遠くからでも大聖堂のドームが目立って見えています。
すっかり天候が回復し、撮影した写真のバックには待望の青空が広がっています。
石造りの階段を登って行くと大聖堂の前に到着します。大聖堂の入口の周りには細かい彫刻が施されています。
内部も全て石造りで、この教会は石造りの教会としては世界最大です。ドームの部分も100%石造りで煉瓦や木材は一切使用していません。これは現在の建築技術でも実現するのは難しいのだそうです。バロック様式の主祭壇は豪華です。
中央に洗礼盤が設置された洗礼所には天井に彫りの深いレリーフがあって窓から射し込む光によって光と影のコントラストを創っていました。
大聖堂の外に出て見ると壁面に多くの人面像が並んでいます。中には犬やライオンの顔面もあります。
側面の扉の周りにはアダムとイブの像が取り付けられています。
向かって左側がアダムで右側がイブです。共に左手に葉っぱを持って大事な所を隠しています。
シベニク市街散策
大聖堂観光後、シベニクの町の石畳の路地を歩きました。
路地を歩いていると建物にめりこむように造られた小さな石の器のようなものを所々で見かけます。これは犬や猫用の水飲み場なのだそうです。シベニクはペットにやさしい町なのですね。
カフェで休息することになり、私はビールを注文しました。出てきたのはクロアチアで最もメジャーなラガービールの「オジェスコ」です。価格表を見ると17クーナで、1クーナ=18円だったのでビール小瓶が300円位ということになります。
ツアー参加者の一人がレモネードを注文したのですが、日本のレモネードと違って甘さが全くなくて単に炭酸水にレモンを絞っただけの飲み物だったそうです。値段は15クーナでビールとほぼ同じでした。

スプリット市内へ
シベニク観光を終えるとバスで本日宿泊するスプリットへ移動します。途中バスの車窓からは、白い岩肌の小高い山が続いているのが見えます。山の中腹より上には草木がなく禿山になっているのがクロアチアの代表的な景色です。山自体が石灰岩でできているためだと思われますが、緑豊かな日本の山々と比べるとずいぶん異なった景観です。
スプリットは首都ザグレブに次ぐクロアチア第二の都市です。宿泊したホテルは市街地にある近代的なホテルで、ホテルのすぐ前は広い道路になっていて2両連結の路線バスが走っていました。
明日は旧市街にあるディオクレアヌス宮殿を観光します。
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