インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

写真/動画による旅行先での非日常的体験の記録

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アンコールワットで伝統的な踊りアプサラダンスを見る

ホテルでのフットマッサージ

 お昼前後の暑い時間帯は観光には適さないのでホテルで過ごします。午後の観光まで時間があるのでホテル内でフットマッサージを受ける事にしました。

 ジーンズの裾を上げてソファに座った状態で若い女性のスタッフが片足ずつマッサージしてくれます。片足15分ずつで合計30分のマッサージです。

 まずホットタオルで足を拭いてくれたあと足首から先にオイルが塗られます。マッサージはスタッフが軽く手を握った人差指と中指の第一関節から第二関節の部分を使ってゴリゴリと足裏に押し付けてきます。

 痛みを覚える程強くはなく強いマッサージを期待している人は物足りなさを感じるでしょう。ゆったりした気分に浸れて気持ちのよいマッサージではあります。スタッフ同志は、ときおりおしゃべりしていて楽しそうです。

バンテアイスレイ観光

 ホテル出発は日中の暑い盛りを過ぎた午後3時半です。「バンテアイスレイ」はシェムリアップの街中より1時間位バスで北に走った所にありました。郊外の道路は舗装されていても路面が荒れていて、まるで未舗装の道路を走っているようにバスがガタガタと揺れます。

 「バンテアイスレイ」は他のアンコールワットの遺跡より数百年古くて約1000年前のヒンズー教の遺跡です。「リンガ」と呼ばれるシバ神を象徴する柱が左右に並んでいる参道を通って先に進んでいきます。

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 「バンテアイスレイ」は全体の規模が100m四方くらいの小さい遺跡ですが、刻まれているレリーフがとても精緻で感心します。使われている石の色が赤い色をしているのも特徴です。

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 レリーフの中で、100年前にフランス人のアンドレ・マルローが盗んで逮捕された事件で有名になったのが下の写真のデバターです。「東洋のモナリザ」と呼ばれています。当時カンボジアはフランスの植民地だったのですが、だからといって貴重な文化財を盗み出してはいけませんよね。

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アンコールクッキーの店

 「バンテアイスレイ」観光後は再びガタガタ道を通ってシェムリアップ市内に戻ります。バスは市内にある「アンコールクッキー」の店に立ち寄りました。店内では日本人客がレジに長い行列を作っていました。

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 「アンコールクッキー」はアンコールワットの土産の定番で会社は日本人が経営しているのだそうです。Mサイズなら20枚入り1箱で税込み11ドルです。種類はオリジナルの「カシューナッツ」と「パイナップル」と「バナナ&シナモン」の3種類で5箱買えば1箱おまけしてくれます。

 箱の中は10個ずつが2つの袋に分封されていて、さらにその中のクッキーが個包装されているという念入りな形の包装になっています。この日本人好みのパッケージは決して現地の人には思いつかない日本人ならではの発想だと思います。帰国後にお土産として渡された人にとっては歓迎される形になっています。肝心のお味の方も充分おいしいと言えるレベルです。

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アプサラダンスのショー

 夕食は「アプサラダンス」のショーを見ながらのビュッフェディナーです。「KOULEN」という店でおそらく500人くらいは入るであろう大きな会場にテーブルと椅子が並べられていて正面に大きなステージがありました。ここでも空いていて「アプサラダンス」が良く見えるステージのすぐ近くの席を確保できました。

 ビュッフェのメニューは伝統的なクメール料理だけでなくスパゲティなどの洋食も含まれていて多彩です。どれもおいしいのですが、中でも骨付きチキンの入ったココナツカレーが美味でした。ビールはここでも「アンコールビール」です。

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 コーヒーはとても苦い味でした。カンボジアのコーヒーはやたら濃いのが特徴です。豆をすごく細かくひいているのだと思いますが、あまりに濃すぎて日本で飲むコーヒーとは全く別の飲み物になっています。

 カンボジアの食事はどれもおいしく頂けたのですが、コーヒーだけは最後までなじめませんでしたちなみにティーを頼むと、ジャスミンティーがポットで出てきます。

 ショウの出し物は最初から「アプサラダンス」を踊るのではなく、まずは庶民の服装をした若い男女が手を繋いで踊ったり、びくやざるを持って踊る漁師の踊りを見ます。

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 最後に「アプサラダンス」が披露されます。「アプサラダンス」はゆったりとした動きとしなやかな手の表現が特徴の優雅な踊りです。「アプサラダンス」を撮影した動画のリンクを以下に貼り付けておきます。約8分間の動画です。

 明日は夜明け前からアンコールワットに向かいます。

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