インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

写真と動画による旅行先での非日常的体験の記録

山のような四面塔

 観光初日は晴天です。というよりこの時期カンボジアは乾季で基本雨は降らない時期にあたります。ツアーの最終日まで晴天が続きました。ツアー参加者6名と添乗員(女性)と現地ガイド(男性)の8名がマイクロバスに乗ってホテルを出発です。

 今回ツアーで観光する遺跡は「アンコールトム」、 「タプローム」、「バンテアイスレイ」、「アンコールワット」、そして「プレアヴィヒア」の5か所です。

 この内プレアヴィヒア」以外のシェムリアップ近辺の遺跡を観光するためにはアンコールパスという入場券を手に入れる必要があります。販売所(Angkor Ticket Office)に立ち寄ってアンコールパスを購入します。 

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 アンコールパスは1日券(37ドル)、3日券(62ドル)、7日券(72ドル)の3種類あります。ツアーではこの内3日券を購入しました。現地の物価が日本よりずいぶん安いことを考えるとこれは相当高価な価格設定だと思います。

 パスを発行してもらうため顔写真を撮られます。撮影はカウンターに置かれた小さなWebカメラが使われます。メガネはOKですがサングラスは外すよう指示されます。

 撮られた顔写真は各自のパスにプリントされます。写真が気に入らなくてもやり直しが効かないので撮影は一発勝負です。

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 3日券なのに日付が2月20日から2月29日の10日間表示されているのは、この10日間の中の任意の3日間が有効と言う意味だそうです。写真のようなパスケースに入れられた状態で渡され、遺跡を徒歩で観光中はこのパスを首から下げて観光することになります。

 遺跡に行くと入口のゲートでバスを止められ、係員が乗り込んできて、それぞれの人のアンコールパスに丸い穴を開けて行きます。

 「アンコールトム」はシェムリアップの街中よりバスで15分ほど北に行った所にありました。「アンコールトム」とは「大きい都市」という意味だそうで東西も南北も3kmもある大きな城塞都市です。南大門の前の橋の手前でバスを降りて徒歩で南大門に向かいます。

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 橋の両サイドにはたくさんの像が並んでいます。これは「乳海撹拌(にゅうかいかくはん)」という伝説の中で不老不死の薬「アムリタ」を手に入れるために「アスラ」(阿修羅の事)と神々とが「ナーガ」という蛇の神を使って綱引きをして海を撹拌する場面を再現したのものだそうです。

 写真は「アスラ」が並んでいる側です。一列に並んでまさしく綱引きをしている態勢になっています。一つ一つの像はかなりの大きさです。

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 「アンコールトム」の南大門は上部に大きな観音菩薩の顔が4面彫られている大きな門です。城門は自動車が何とか1台通れる幅になっていて、人もここを通るので自動車に気を付けながら通ることになります。城門の左右には3つの頭を持つ象の彫刻も施されています。立派な門です。

 南大門から再びバスに乗ってまっすぐ先に進むと「バイヨン」という寺院遺跡に到着します。ここは「アンコールトム」の中心に位置します。「バイヨン」の回廊には見事なレリーフが彫られています。

 題材はクメール軍の行進を初め庶民の暮らしぶりにいたるまで様々でレリーフの面積も広大です。何より彫りの深さが深いのが印象的なレリーフでした。ところどころで美人のデバターのお出迎えにも出会います。

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 回廊の内側には多くの塔が立てられていて、それぞれに観世音菩薩の巨大な顔が四面に彫り込まれています。合計49塔あるとのことで、それぞれに4つ顔が付いているのでどこに居ても顔に見られている感じです。

 内側の回廊を通っていくと位置によっては塔が二つ重なって見える場所もありました。 塔をすぐ近くから見ると急峻な山を下から見上げているように感じられます。

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 世界には多くの遺跡がありますが、「バイヨン」のように数多くの大きな顔に見守られる形のものは珍しいと思います。私が知る限りイースター島のモアイ像くらいでしょうか。もし建設当時にここを訪れることができたら壮大な建築に感激したことでしょう。

 「バイヨン」を出て「ヒミアナカス」や「象のテラス」、「ライ王のテラス」を見ながら移動します。遺跡の中には崩れかかっている所もあるのですが、800年前に建てられたものだと考えると良く保存されているものだと思います。カンボジアでは地震がほとんどないことも理由の一つでしょう。

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 このあとバスで「タプローム」に移動します「アンコールトム」からは2~3kmしか離れていません。「タプローム」の遺跡は長期間ジャングルの中に放置されていたためにガジュマルの樹が建物にまとわりついて異様な景観を呈しています。

 まとわりついた樹を取り除くと建物自体が倒壊する恐れがあるので、逆転の発想で、まとわりついた景観をそのまま観光資源にしたのでしょうが賢明な選択だと思います。

 それにしても植物の生命力は計り知れません。人間の叡知で建設した建物などもろともせずに自らをはびこらせて育ち続ける力があります。

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  「アンコールトム」と「タプローム」ではずいぶんの距離を歩きました。午前中の観光はここまでで昼食に向かいます。行ったのは「QUEEN CUISINE」という店でした。ここでは1皿目に出た「カンボジア風さつま揚げ」が絶品でした。

 この後に出た「カンボジアヌードル」はお替りOKだったのですが、残念ながら「カンボジア風さつま揚げ」はお替わりできませんでした。

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 昼食のあとは午後の観光のために一旦ホテルに帰って休息を取ります。

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