インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

写真/動画による旅行先での非日常的体験の記録

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北欧ノルウェーにあるヴァイキングの教会スターヴ教会

リレハンメル通過

 オスロに到着後はバスで一日かけて「ガイランゲル」というフィヨルド観光の起点になる場所まで移動します。バスの車窓からは、さきほどまで乗っていたフェリーが見えます。フェリーを後ろ側から見ると改めてその大きさが判ります。

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 バスは水面が美しい青色をしているミョーサ湖という湖に沿った道をひたすら内陸に向かって走っていきます。

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 バスで2時間半位走ると、途中湖の向こう側にジャンプ台が見えてきました。リレハンメルのジャンプ台です。今は季節が夏なので全く雪などありませんが、おそらくこの辺りは冬になると一面雪化粧になるのでしょう。

 このジャンプ台は1994年に行われたリレハンメル冬季オリンピックのジャンプ競技の会場として使用されたジャンプ台です。そうです皆さんも覚えておられるでしょう、ジャンプ競技のラージヒル団体決勝で競技の最終ジャンパーとして飛んだ原田選手が「105mさえ飛べば楽勝で金メダル」の状況で高く飛び上がり過ぎて失速し、まさかの97.5mに終わり目の前にあった金メダルを逃してしまった、日本にとって大変悔しい思い出のあるジャンプ台です。

 当時のテレビ中継での「落ちたっ、途中で落ちてしまったー。」というアナウンサーの絶叫は今でも耳に焼き付いています。

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スキー場での昼食

 ミョーサ湖の北の端はリレハンメルのあたりまでです。リレハンメルを過ぎてすぐの山のふもとのレストランで昼食を取ります。ちなみに昼食のメインはサーモンでした。

 ここはおそらく冬になるとスキー場になるのでしょう、山上に向かうゴンドラが動いていていて、山を見上げると、明らかに何本かのスキーコースが見て取れます。

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ロムのスターヴ教会

 さらにバスで2時間半位走った「ロム」という所に、スターヴ教会と言われる中世に建てられた木造の教会があります。ノルウェーでもスターヴ教会は30棟位しか残っていなくて貴重な建物だそうです。外観は塔のように尖った高い屋根があるのが特徴です。

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 内部も木造で造られていて決して大きくはありません。祭壇は最も豪華に作られていて、それに比べて信者用の座席は木の板で造られた簡易なベンチになっています。
 天井の構造はヴァイキングが使っていた船の船底の構造を模して造られていて天井から白っぽいシャンデリアがぶら下がっています。敬虔な信仰心が伝わってくるような素朴で素敵な教会でした。

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 「ロム」のスターヴ教会を過ぎたあたりからバスの車窓から見える景色は壮大になってきます。標高も高くなってきたのか夏なのに雪を頂いた山々が見えてきて、山のくぼみには雪が溶けずに残っている場所も見ることができます。

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ガイランゲル到着

 「ロム」のスターヴ教会からバスで1時間少し走ると、今日の目的地である「ガイランゲル」が見えてきました。今日はフェリーを降りてからバスで8時間位走ってきました。フィヨルドの港を眼下に見ることができる「フリーダルスユーエ展望台」までもう少しです。

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 このあと「フリーダルスユーエ展望台」からの絶景の景色を見て、今日は自然に囲まれた「ユニオンホテル」に宿泊します。

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