インナーヒルズの愉快で心がはずむ旅行記

写真と動画による旅行先での非日常的体験の記録

最上川下り

 銀山温泉からレンタカーで1時間半走って最上川下りの乗り場に到着しました。「最上峡芭蕉ライン観光」は旬刊旅行新聞が主催している「プロが選ぶ水上観光船30選」で初回と第2回で首位に選ばれました。第3回は惜しくも2位でしたが高い評価を受けている観光船には間違いないです。

 乗り場の近くに土産物を売っていて食事もできる施設があって、そこで乗船の申し込みができます。船の中で食事をしたりお酒を飲みたい人はここで買い込むことができます。中には鮎の塩焼きなどを買っている人も居ました。最上川下りの船は30人位乗れる中型のエンジン付きの船でした。

 船首に船頭と船頭の見習いの人が乗り船尾には操船する人が乗り、客は15人位乗って出発しました。最上川は思っていたより流れの速い川です。松尾芭蕉の作った「奥の細道」の俳句の中で「集めて早し最上川」という言葉がありますが、この流れの速さを体感すると納得できます。昔、源頼経が兄の源頼朝が送った追ってから逃れて平泉の奥州藤原家に向かう途中で最上川を遡ったという伝説がありますが、本当ならさぞかし大変だったでしょう。

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 船が流れに乗って下流に移動を開始すると船頭によるガイドが始まります。ベテラン船頭のユーモアを交えてのガイドで船内は盛り上がります。もちろんいい声で何曲か歌も歌ってくれます。歌うのは地元山形や最上川にちなんだ曲目です。花笠音頭や真室川音頭、最上川舟歌などです。この内「紅(べに)の舟歌」の一節を下記にアップします。山形弁も飛び出して船頭さんはノリノリです。

Dropbox - 紅の舟歌.mp3 - Simplify your life


 松尾芭蕉も「奥の細道」の旅の途中で最上川の川下りを楽しんだと言われています。きっと川面を進む船の中で誰もがご存じの傑作俳句の発想が生まれたのでしょう。川の両側に連なる緑豊かな山々の間を船は進んで行きます。時々ほかの船とすれ違うときは、お互いに手を振って挨拶します。

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約1時間位の乗船でしたが最上川の川下りを充分楽しむことができました。